独Concert Hall Society。
推薦度:★★★★☆☆☆ 録音がもう少し良ければ
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 外盤のステレオは少し珍しい
目次
シューベルト 交響曲第7(8)番「未完成」 (Schubert Symphony No.7(8))
指揮:ヨゼフ・クリップス ウィーン音楽祭O (Cond.: J.Krips, Vienna Festival O)
推薦度:★★★★☆☆☆ 録音がもう少し良ければ
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ ジャンクコーナーでもよく見かける演奏
色々なカップリングで出ていたクリップスとウィーン音楽祭Oの未完成。しかし、盤ごとに印象がかなり異なる。団子になっていたり音に力が無かったり、抑揚が狭かったり。そうした中でこの盤はとても聞きやすく響きが良いのが特徴。良く聞くとオケの各パートもなかなかうまく、テンポもバランスも絶妙。意外と細かいところで工夫が見られたりと面白い演奏である。
ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」 (Beethoven Symphony No.5)
指揮:パウル・クレツキ バーデンバーデン南西ドイツ放送SO (Cond.: P,Kletzki, Baden-Baden Sudwestfunks SO)
推薦度:★★★★☆☆☆ 録音がもう少し良ければ
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ ジャンクコーナーでもよく見かける演奏
がちがちとしたリズム感で、音は鳴りきらせているが、結構いい加減。そのためごつごつ感と、しゃりしゃり感が混ざる珍しい演奏。元気な演奏で特に低弦の迫力ある弾きこみが面白い。チェコフィルとは透明度の高い響きでなかなか新鮮に聞こえたが、こちらはドイツのこてこての響きなので、少し不気味な感じさえしてくる。録音のせいなのか、もしくは解釈なのか、バランスがとても妙なところもあり面白くもある。