米Polydor。スパイラル。1950年代中頃のプレスだろう。
推薦度:★★★☆☆☆☆ さてこれがモーツァルトかどうか
秘蔵度:★★★★★★☆ 元気で厳格なクレンペラー
モーツァルト 交響曲第25番 (Mozart Symphony No.25)
指揮:オットー・クレンペラー プロ・ムジカO (Cond.: O.Klemperer, Pro Musica O)
推薦度:★★★☆☆☆☆ さてこれがモーツァルトかどうか
秘蔵度:★★★★★★☆ トスカニーニも真っ青な厳格さ
ものすごく硬く厳しい音。この曲には合うが、モーツァルトらしい響きは一切ない。容赦ない厳格さでオケを絞り上げている。ただアンサンブルは揃っているかというとそうでもなく、ついていけていない部分もある。とにかくかなり特徴のある演奏で面白い。
モーツァルト 交響曲第36番「リンツ」 (Mozart Symphony No.36)
指揮:オットー・クレンペラー プロ・ムジカO (Cond.: O.Klemperer, Pro Musica O)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ さてこれがモーツァルトかどうか
秘蔵度:★★★★☆☆☆ さすがにリンツはもう少し余裕が欲しい
ここでも硬く引き締めた厳格な演奏。リンツだともう少し柔らかさが欲しいが、そんなこと一切構わず一心不乱。二楽章が比較的ゆったりしたテンポだがそれでも緊張感がありオケもさぞ大変だっただろう。楽しんで弾くということを一切許さないような怖い演奏に仕上がっていてそれはそれで珍しく貴重でもある。