ケルテス ロンドンSO レスピーギ ローマの松他

日ロンドンレーベル。1970年代中頃のプレス。

推薦度:★★★★★★☆ 演奏はロンドンSOとは思えない色彩豊か
秘蔵度:★★★★☆☆☆ このレコードはかなり見かけるもの

レスピーギ 交響詩「ローマの松」 (Respighi The Pine tree of Rome)

指揮:イシュトヴァン・ケルテス ロンドンSO (Cond.: I.Kertesz, London SO)

推薦度:★★★★★★☆ 演奏はロンドンSOとは思えない色彩豊か
秘蔵度:★★★★★☆☆ 様式をきっちり決めつつスケールの大きい演奏

ケルテスがいかに優秀な指揮者であったかを証明する演奏。とかく木目調の硬めな音の演奏が多かった当時のロンドン交響楽団からこれほどの豊かな音を引き出せたのは凄い。アッピア街道での堀が深く輝かしい響きは圧倒的。

その1
その2
その3

レスピーギ 組曲「鳥」 (Respighi The Birds Suite)

指揮:イシュトヴァン・ケルテス ロンドンSO (Cond.: I.Kertesz, London SO)

推薦度:★★★★★★★ この曲のベストを争う名演奏
秘蔵度:★★★★★★★ ケルテスのセンス光る名演奏

テンポ、バランス、色彩感、どれをとってもこの曲にぴったし合うと説得されてしまうような完璧に近い演奏なのでは。木管を中心にソリストたちはうまいし、何も言うことはないという感じ。

レスピーギ 交響詩「ローマの噴水」 (Respighi The Fountains of Roma)

指揮:イシュトヴァン・ケルテス ロンドンSO (Cond.: I.Kertesz, London SO)

推薦度:★★★★★★☆ 演奏はロンドンSOとは思えない色彩豊か
秘蔵度:★★★★★☆☆ 様式をきっちり決めつつスケールの大きい演奏

ローマの松と基本路線は同じだが、木管を中心に表現に余裕があり深みが感じられる。スケールの大きな響きと軽やかな表現が同居していて聞き手を飽きさせることがない。バカ騒ぎすることなく細部まで丁寧に仕上げているのも特徴。名演。