日本キングレコード。1960年前半のプレス。溝あり。盤がしっかりしているし音も海外盤と引けを取らない。
推薦度:★★★★★★☆ ウィーンフィルの特徴を生かした名演揃い
秘蔵度:★★★★★☆☆ 結構普及盤ではある
モーツァルト セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 (Mozart Eine Kleine Nachtmusic)
指揮:イシュトヴァン・ケルテス ウィーンPO (Cond.: I.Kertesz, Vienna PO)
推薦度:★★★★★★☆ ウィーンフィルの特徴を生かした名演
秘蔵度:★★★★★☆☆ 手には入りやすい演奏
堀の深い演奏。それでもウィーンフィルだけあって硬さが全くなく優雅な音。引き締まっているものの堅苦しさがなく絶妙なバランス感覚を保っている。ものすごくたくさん演奏が存在する曲だがかなり特徴があるといってよいだろう。それも何かを狙ってということではないので、王道の名演奏と言えそう。
モーツァルト 行進曲K.408-1 (Mozart March K408-1)
指揮:イシュトヴァン・ケルテス ウィーンPO (Cond.: I.Kertesz, Vienna PO)
推薦度:★★★★★★☆ ウィーンフィルの特徴を生かした名演
秘蔵度:★★★★★☆☆ 手には入りやすい演奏
雅な騎兵隊の行進が浮かんでくる。リズムもゆったり、響きもウィーンフィル特有の柔らかい音でしっかり刻まれていて、小品ながら聴きごたえする。
モーツァルト 交響曲第36番「リンツ」 (Mozart Symphony No.36)
指揮:イシュトヴァン・ケルテス ウィーンPO (Cond.: I.Kertesz, Vienna PO)
推薦度:★★★★★★☆ ウィーンフィルの特徴を生かした名演
秘蔵度:★★★★★☆☆ 手には入りやすい演奏
ウィーンフィルが本当に生き生きとしていてケルテスとの相性が良かったことがうかがえる。堀が深いながら躍動感があり、鋭い切り込みがあるものの音自体が柔らかいので硬さが一切ない。特に終楽章における弦の美しは目を見張る。