ケンプ ライトナー バンベルクSO モーツァルト ピアノ協奏曲第23番、第24番

独Grammophon。1960年代中頃のプレス。盤質が悪いのが残念

推薦度:★★★★★☆☆ 意外と優しい印象もモーツァルト
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 初版ではないがドイツ盤は貴重

モーツァルト ピアノ協奏曲第23番 (Mozart Piano Concerto No.23)

P:ヴィルヘルム・ケンプ、指揮:フェルディナンド・ライトナー バンベルクSO (P: W.Kempff, Bamberger SO)

推薦度:★★★★★☆☆ 優しいモーツァルト 
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ オーソドックスな印象

ケンプのイメージとはちょっと違う優しい印象のモーツァルト。控えめなピアノでオーソドックスな感じ。でも聞かせどころをうまく作るあたりはさすが。流れの良さとフレーズ感が心地よい。ライトナーは明るく律儀な伴奏。いつもながらにリズミカルだが重みがある音を出してケンプを支える。

第1楽章
第2楽章

モーツァルト ピアノ協奏曲第24番 (Mozart Piano Concerto No.24)

P:ヴィルヘルム・ケンプ、指揮:フェルディナンド・ライトナー バンベルクSO (P: W.Kempff, Bamberger SO)

推薦度:★★★★★☆☆ 優しいモーツァルト 
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ オーソドックスな印象

ライトナーのバランスの良い伴奏をバックに枠をはみ出ることなく一体化したケンプのソロ。ことさら悲劇的な音を出さず優しく弾いている。節度を保ったオーソドックスな印象で人によっては少し物足りないかもしれないが、聴き手を飽きさせることはしない丁寧な演奏は誰にでもできるものではない。

第1楽章
第3楽章