日Tudor。1970年代中頃のプレス。ベートーヴェンの運命
推薦度：★★★★★★☆ ゆったりした名演
秘蔵度：★★☆☆☆☆☆ 日本の廉価盤。意外と手に入りにくくなったかも
ベートーヴェン 交響曲第5番｢運命｣ (Beethoven Symphony No.5)
指揮：ルドルフ・ケンペ チューリッヒ・トーンハレO (Cond.: R.Kempe, Zurich Tonhalle)
推薦度：★★★★★★☆ おおらかながら風格ある響き
秘蔵度：★★★★★★☆ ケンペの境地。オケの反応もよい
1楽章のフェルマータが、これでもかというくらい現代としては長く感じるが、昔の演奏はこれが正統派。響きやバランスを丁寧に扱いながらも堂々とした重心の低い音響が素晴らしい。チューリッヒ・トーンハレからこのような響きを引き出せるのは並々ならぬ信頼関係とケンペの指導力の賜物であろう。もしかしたらミュンヘンとの共演より良いのでは。