米Concert Hall Society。赤盤。スパイラル。1950年代後半のプレスだろうか。盤質が悪いのが少々残念
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 音の古さ、技巧面など推薦はしにくい
秘蔵度:★★★★☆☆☆ カウフマンのバーバーは珍しいのでは
バーバー ヴァイオリン協奏曲 (Barber Violin Concerto)
Vn:ルイス・カウフマン、指揮:ワルター・ゲール コンサートホールSO (Vn: L.Kaufman, Cond.: W.Goehr, Concert Hall Society SO)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ ちょっと野暮ったいか
秘蔵度:★★★★☆☆☆ カウフマンの挑戦は素晴らしいと思う
あまり演奏機会が無かった時代に果敢に挑戦したカウフマンの心意気を買いたい。聴かせるにはちょっと難しい曲だけに。冷静に聴くと技巧面やオケの厚みなどいま一歩ではあるが、ポルタメントを多用してかなり濃密にロマンティックに歌い上げる。ゲールの伴奏もチープな感じが妙な雰囲気を醸し出している
ダイヤモンド 弦楽四重奏曲第3番 (Diamond String Quartet No.3)
ギレーSQ (Guilet SQ)
推薦度:★★★★☆☆☆ 落ち着いた良い演奏ではある
秘蔵度:★★★★★☆☆ 忘れ去られたギレーSQの貴重な記録
ダニエル・ギレはNBC交響楽団に所属しコンサートマスターにもなった人。そのギレを中心にしっかりしたアンサンブルを聞かせる弦楽四重奏団が当時現代曲でもあったダイアモンドの弦楽四重奏曲に取り組んだのは、アメリカの団体の使命からであろうか。なかなか自信みなぎる演奏で秘曲をうまく聞かせている。あまり良質なモノラルとは言えないところが残念ではあるが