ヨッフム BPO モーツァルト 交響曲第33番他

1950年代後半と思われるフランスのウラニア盤。

推薦度:★★★★★☆☆ モノラルながら質実剛健な演奏が伝わってくる。
秘蔵度:★★★★★★☆ 特にヘーガーのモーツァルトが貴重

モーツァルト 交響曲第33番 (Mozart Symphony No.33)

指揮:オイゲン・ヨッフム ベルリンPO (Cond.: E.Jochum, Berlin PO)

推薦度:★★★★★☆☆ オケの質の高さとヨッフムのまとめ方のうまさが光る
秘蔵度:★★★★★☆☆ ライブ録音であり貴重

さすがにベルリンフィルは安定している。若々しく流れるような演奏だが意外と細やかなニュアンスな盛り込まれている。オケは分厚い。男っぽい堂々としたマッチョな音の出し方。1948年のライヴ録音らしい。

モーツァルト 交響曲第35番「ハフナー」 (Mozart Symphony No.35)

指揮:ロベルト・ヘーガー プロイセン州立O (Cond.: R.Heger, Berlin Staatskaplle)

推薦度:★★★★★★☆ ヘーガーの名演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ヘーガーの交響曲録音は少ないだけに貴重

オケは、ベルリンシュターツカペレだろうか。穏やかで暖かく包み込むような柄の大きい演奏。落ち着いたテンポ感も伸びやかな歌い方も現代の演奏とは真逆。しかし、心地よく宮廷に流れるバックミュージックのような印象がしてくる。時間を感じさせない所も良い。ただ、終楽章は、勢いが増して大オーケストラが楽しく鳴らしまくる演奏も爽快。

第1楽章
第4楽章