1950年代の米ウェストミンスターの初期盤。盤質はあまりよろしくない。ただ音自体ははっきり録れている。
推薦度:★★★★☆☆☆ 几帳面な演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ ヤニグロのチェロということで貴重
目次
ハイドン チェロ協奏曲第2番 (Haydn Cello Concerto No.2)
Vc:アントニオ・ヤニグロ(Vc)、Cond:フェリックス・プロハスカ ウィーン国立歌劇場O (Vc: A.Janigro, Cond.: F.Prohaska, Vienna State Opera O)
推薦度:★★★☆☆☆☆ ハイドンにしては几帳面すぎるか
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ もう少し明るさが欲しい気がする
いたって普通の、楽譜に忠実な穏やかな演奏ではあるがヤニグロの素朴で木目調な音色が楽しめる。ただし、オケも含め全体的にハイドンらしい抑揚と明るさがもう少し欲しいし、ソリスティックな部分ももう少し。どうも吹っ切れない感じがしてしまう。
ボッケリーニ チェロ協奏曲 変ロ長調 (Boccherini Cello Concerto in B)
Vc:アントニオ・ヤニグロ(Vc)、Cond:フェリックス・プロハスカ ウィーン国立歌劇場O (Vc: A.Janigro, Cond.: F.Prohaska, Vienna State Opera O)
推薦度:★★★★☆☆☆ 落ち着く演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ ヤニグロの良さが出た演奏
派手さはないがじっくり歌うチェロである。ハイドンよりこの曲の方があっている。しんみりしていてチェロを滑らかに素朴に鳴らす。音の大きさというか表現の懐の大きさという点では不満が残るものの、落ち着いて聴ける演奏でもある。