巌本真理SQ シューベルト 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」、第10番

日Angel。1970年代前半のプレス

推薦度:★★★★★☆☆ 集中力が素晴らしい
秘蔵度:★★★★★★★ 巌本真理のヴァイオリンがすさまじい

シューベルト 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」 (Schubert String Quartet No.14)

巌本真理SQ (Iwamoto Mari SQ)

推薦度:★★★★★☆☆ 集中力が素晴らしい
秘蔵度:★★★★★★★ 巌本真理のヴァイオリンがすさまじい

かなり無骨感じで、アンサンブルの精度としてみたらもっとスマートにバランスの良い楽団は沢山あるが、これほどまでに内面をえぐってくる演奏もそうそうない。巌本真理のヴァイオリンがまず凄い。こうした音は中々出せるものではない。他の奏者も熱がこもり、集中力が高い。緊張感もあり日本の弦楽四重奏団の歴史を飾る名演奏だと思う。

第1楽章
第2楽章
第4楽章

シューベルト 弦楽四重奏曲第10番 (Schubert String Quartet No.10)

巌本真理SQ (Iwamoto Mari SQ)

推薦度:★★★★★☆☆ 集中力が素晴らしい
秘蔵度:★★★★★★★ 巌本真理のヴァイオリンがすさまじい

この曲でも基本的に死と乙女と同じ傾向だが曲調もあって穏やかな印象にもなってくる。ただそうであっても楽譜に対する、または楽器に対する思いが、音に対する思いが凄く強く感じられる名演奏となっている。

第2楽章
第4楽章