イッセルシュテット チャイコフスキー 管弦楽曲集他

仏CBS。1960年代中頃のプレスだろうか。盤には全部イッセルシュテットとなっているがジャケットにはツィリヒの名前も。オケの名前からしてもちょっと怪しい盤。

推薦度:★☆☆☆☆☆☆ 一部曲にカットあり、なんじゃこりゃという感じ
秘蔵度:★★★★★☆☆ でも珍しい

チャイコフスキー 序曲「1812年」 (Tchaikovsky 1812 Overture)

指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット フェスティヴァルSO (Cond.: H.Schmidt-Isserstedt, Festival SO)

推薦度:★★★☆☆☆☆ 立体感があり面白い
秘蔵度:★★★★★☆☆ イッセルシュテットであれば貴重

結構真面目ながらゆったりとしたテンポで立体感もあり悪くない。もう少し迫力があってもいいのだが。オケはいったどこの何であろうか。実力は悪くはない。

その1
その2

チャイコフスキー スラヴ行進曲 (Tchaikovsky Marche Slave)

推薦度:★☆☆☆☆☆☆ 真ん中をごっそりカット。これはいかん 
秘蔵度:★★★★★☆☆ イッセルシュテットであれば貴重

指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット フェスティヴァルSO (Cond.: H.Schmidt-Isserstedt, Festival SO)

じっくり進むスラヴ行進曲。ゆったり聞いていたらいきなり大幅なカット。笑ってしまう。おーい。という感じ。演奏はまじめでかっちりしたもので興味深いのだがこれは人には薦められない。

チャイコフスキー イタリア奇想曲 (Tchaikovsky Capriccio Italien)

指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット フェスティヴァルSO (Cond.: H.Schmidt-Isserstedt, Festival SO)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 堂々とした演奏ではある
秘蔵度:★★★★★☆☆ イッセルシュテットであれば貴重

標準的にうまくまとめた演奏である。盛り上がりや熱気がもう少し欲しいが、きっちり演奏している。とはいえ薦められるかというと微妙。

リスト ハンガリー狂詩曲第2番 (Liszt Rhapsody Hongroise No.2)

指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット フェスティヴァルSO (Cond.: H.Schmidt-Isserstedt, Festival SO)

推薦度:★☆☆☆☆☆☆ この曲も真ん中をごっそりカット。これはいかん 
秘蔵度:★★★★★☆☆ イッセルシュテットであれば貴重

狂詩曲風な感じはせずじっくり取り組む姿勢。落ち着いた演奏であるなあと思ったら意外と早く終わる。なんでだろうと思ったらこの曲も途中がない。おーい。なんて編集だろうか。もしくは録音からそうなのか。