ホルヴァート ザグレブPO ショスタコーヴィチ 交響曲第9番、ピアノ協奏曲第1番

日Philips。溝ラベル。1960年代中頃のプレスだろう。

推薦度:★★★★★★☆ スマートな名演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ 盤としては珍しくないがホルヴァートのショスタコは珍しい

ショスタコーヴィチ 交響曲第9番 (Shostakovitch Symphony No.9)

指揮:ミラン・ホルヴァート ザグレブPO (Cond.: M.Horvat, Zagreb PO)

推薦度:★★★★★★☆ 深刻さはなく軽快な演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ホルヴァートとザグレブPO。大健闘

このレコードが出たときはショスタコーヴィチもそれほど広く演奏されていたわけではないだろうし、ましてやホルヴァートとザグレブフィルというかなりマニアックなレコードは注目もされなかったのだろう。しかし演奏は両者の絆を感じるまとまりの良い名演奏で掘り出し物である

ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第1番 (Shostakovitch Piano Concerto No.1)

P:ステパン・ラディッチ、Tp:スタンコ・セラク 指揮:ミラン・ホルヴァート ザグレブPO (P: S.Radic, Tp: S.Selak, Cond.: M.Horvat, Zagreb PO)

推薦度:★★★★★☆☆ 軽快な演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ これは隠れた名演奏

この演奏もホルヴァートとザグレブフィルがかなり健闘。ラディッチというピアニストは初めて聞くが少々硬めの粒立ちが良い音を出す。多少緊張感が持続しないところもあったりするがまずまずの出来。乾いた音で軽快なセラクのトランペットも中々よい。ショスタコーヴィチらしくなく、硬い音ながら明るい演奏で聞いていて楽しい。

第1楽章
第4楽章