米RCA。1960年代後半のプレスと思われる。
推薦度:★★★★☆☆☆ ハイフェッツファン用か
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 意外と見かけないレコードか
ブラームス ピアノ四重奏曲第3番 (Brahms Piano Quartet No.3)
P:ジェイコブ・ラテイナー、Vn:ヤッシャ・ハイフェッツ、Va:サンフォード・シュホンバッハ、Vc:グレゴル・ピアティゴルスキー (P: J.Lateiner, Vn: J.Heifetz, Va: S.Schonbach, Vc: G.Piatigorsky)
推薦度:★★★★☆☆☆ ハイフェッツ一色
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ ハイフェッツに従う各奏者
どうしてもハイフェッツ中心に聞こえる。各奏者うまいのだが、風格が違うハイフェッツのヴァイオリンが出てくると、音楽の表現的にかすんでしまうという面白い演奏とも言える。かすむといってもちゃんと対等な伴奏をしているのでしっかりした演奏でもある。ただブラームスよりハイフェッツ。これがどうか
ボッケリーニ ソナタニ長調 (Boccherini Sonata in D)
Vn:ヤッシャ・ハイフェッツ、グレゴル・ピアティゴルスキー (Vn: J.Heifetz, Vc: G.Piatigorsky)
推薦度:★★★★☆☆☆ ボッケリーニという感じはしないが面白い
秘蔵度:★★★★☆☆☆ ピアティゴルスキーがしっかりついていく
ハイフェッツ主導であることは間違いないが何度も共演したピアティゴルスキーもさすがについていく。邪魔をせずに黒子となりながら支えている。ただあまりにもハイフェッツが巨大すぎるか。1楽章と2楽章は続きで録っているようで、楽章の間の譜面をめくる音とハイフェッツの音を確かめる様子がうかがえる
トッホ ディヴェルティメント Op.37-2 (Toch Divertimento Op.37-2)
Vn:ヤッシャ・ハイフェッツ、グレゴル・ピアティゴルスキー (Vn: J.Heifetz, Vc: G.Piatigorsky)
推薦度:★★★★☆☆☆ 両者の技巧がさえる
秘蔵度:★★★★☆☆☆ ピアティゴルスキー頑張る
ハイフェッツはこの曲でもさすがの技巧と大きなスケール感をもって自在に演奏している。それに対してピアティゴルスキーがかなり頑張りついていく。余裕のハイフェッツと比べると必死さが伝わってくる。