グートマン ナセトキン シューベルト アルペジオーネソナタ他

露Melodia。1970年代のプレスだろうか

推薦度:★★★★★★☆ 特にR.シュトラウスが良い
秘蔵度:★★★★★☆☆ グートマンの貴重なソナタ集

シューベルト アルペジオーネソナタ (Schubert Arpeggione Sonata)

Vc:ナターリア・グートマン、P:アレクセイ・ナセトキン (Vc: N.Gutman, P: A.Nasedkin)

推薦度:★★★★★☆☆ とても考え抜かれた演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 両者ともに清々しく聴きごたえする

初めの出だしはあれっというくらいあっさりしているが、このテーマはそっとささやくという感じに、フォルテでは結構鮮やかに弾き切るというように、色々よく考えられた演奏であることがわかる。ナセトキンのピアノも実にうまい。

第1楽章
第3楽章

R.シュトラウス チェロソナタ (R.Strauss Cello Sonata)

Vc:ナターリア・グートマン、P:アレクセイ・ナセトキン (Vc: N.Gutman, P: A.Nasedkin)

推薦度:★★★★★★☆ これ以上ないというくらい集中力の高い名演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ 若かりし頃の二人の火花を散らすような共演が面白い

音楽に、音に集中した二人の競演。もう少し余裕というかゆったり感があってもいいのだが、これはこれで凄い演奏だと思う。とにかく二人ともうまい。もっと知られてよい名演奏ではないかと思う。二人とも何か名演奏をすることを義務付けされてしまっているかのような、計算された演奏のようにも聞こえるが。

第1楽章
第2楽章