推薦度:★★★★★★☆ フランクとグリーグという絶ようなカップリング。
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 盤としては珍しくはない
フランク ヴァイオリンソナタ (Frank Violin Sonata)
Vn:アルテュール・グリューミオー、P:イシュトヴァン・ハイデュ (Vn: A.Grumiaux, P: I.Hajdu)
推薦度:★★★★★★☆ フランクの曲によく合う音色
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 旧盤とはいえ手に入りやすい名演奏
グリュミオーくらいの大ヴァイオリニストとなると出身がどこだからというようなことがあまり浮かばないが、よく考えるとフランクは自国の作曲家。親和性が高いのはそこにもあるのかもしれない。とにかく艶のある音で体に沁み込んだ音楽が堂々と奏でられる名演奏である。時に見せるポルタメントも効果的ですべてがまろやかで暖かい演奏となっている。
グリーグ ヴァイオリンソナタ第三番 (Grieg Violin Sonata No.3)
推薦度:★★★★★★☆ グリーグの淡い曲にグリュミオーの音色がマッチ
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 旧盤とはいえ手に入りやすい名演奏
Vn:アルテュール・グリューミオー、P:イシュトヴァン・ハイデュ (Vn: A.Grumiaux, P: I.Hajdu)
グリューミオーの太く暖かい響きがグリーグのソナタによく合う。ベストマッチという感じでこれ以上望むのはなかなか難しいとさえ思えてくる。ハイデュというピアニストは初めて聞くがグリューミオーを超えることなくしっかりした伴奏になっているところも演奏の完成度の高さに貢献している。特に二楽章の哀愁に満ちた曲と音色が素晴らしい。