ゴルシュマン ウィーン国立歌劇場O ハチャトゥリアン バレエ「ガイーヌ」組曲他

1960年代前半の日本盤。溝ラベル。SV1だからヴァンガードのステレオ日本盤の一号だろうか?

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 演奏のレベルという面ではいろいろ疑問が出てきそうで推薦しにくい
秘蔵度:★★★★★★☆ チープながら個人的にはどうしてか親しみがわく演奏。

ハチャトゥリアン バレエ「ガイーヌ」組曲 (Khachaturian Suite form Gayne)

指揮:ウラディミール・ゴルシュマン ウィーン国立歌劇場O (cond.: V.Golschmann, Vienna State Opera O)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ オケのレベルや録音面では推薦しにくい。
秘蔵度:★★★★★★☆ チープながら個人的にはどうしてか親しみがわく演奏。

木琴をはじめとした打楽器のバランスが妙。これは録音によるもので指揮者の意図であったかどうか。でもそれがチープさを醸し出し面白い演奏になっているところが面白い。決して凄くうまいわけではないのだが、なんだか楽しくなる。ロシア風の迫力も全くなく平穏に騒いでいるようなそんな感じ。

剣の舞
バラの娘たちの踊り
レズギンカ

カバレフスキー 組曲「道化師」 (Kabalevsky Suite the Comedians)

指揮:ウラディミール・ゴルシュマン ウィーン国立歌劇場O (cond.: V.Golschmann, Vienna State Opera O)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ オケのレベルや録音面では推薦しにくい。
秘蔵度:★★★★★★☆ チープながら個人的にはどうしてか親しみがわく演奏。

チープな感じの音響がこの曲に妙に合う。うまいのか下手なのかよくわからなくなるオケだが、他にはないバランス感覚が楽しい。曲自体どことなくプーランクの牝鹿に似ている。一般的には推薦しにくいが面白い演奏だと思う。

プロローグとギャロップ
スケルツォとエピローグ