独Concert Hall。溝ラベル。スパイラル。1950年代後半のプレスだろうか
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 野暮ったさ満点
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 他にはない味わいがあるにはある
目次
メンデルスゾーン 劇音楽「真夏の世の夢」~抜粋 (Mendelssohn Midsummer Night Excerpt)
指揮:ワルター・ゲール オランダPO (Cond.: W.Goehr, Netherlands PO)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 野暮ったさ満点
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 他にはない味わいではある
なんともたどたどしく始まる。その後も晴れることなく野暮ったいまつきすすむ。メンデルスゾーン特有の幻想的な雰囲気が全く感じられない。その分他では味わえない面白さがあるにはある。曲によってノリというか意気込みが違ったりして、いろいろな意味で飽きることがない。結婚行進曲も随分仰々しく、リズムをいちいち納めて堅苦しいが、力強さとシンフォニックなスケール感があり独特の雰囲気を醸し出している。
メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」 (Mendelssohn Hebrides Overture)
指揮:ワルター・ゲール チューリッヒ・トーンハレO (Cond.: W.Goehr, Zurich Tonehalle O)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 野暮ったさ満点
秘蔵度:★★★★★☆☆ 他にはない味わいではある
オケがチューリッヒ・トーンハレに変わっても、雰囲気は真夏の世の夢と変わらずかなりごつごつした野暮ったさを感じる。スケールも大きいので雑にも聞こえるが雄弁な演奏。意外とテンポも変わり、急いだり、とまったりと忙しい。直情的演奏である。しかしこの勢いこそゲールの真骨頂でもある。