イタリアのAngelicum盤。1960年代中頃のプレスと思われる。とても珍しい記録。ガリエラの隠れた貴重な遺産と言える。
推薦度:★★★★☆☆☆ 真面目で少しおっとりしすぎな音。
秘蔵度:★★★★★★★ とにもかくにもガリエラの貴重な記録。
モーツァルト 交響曲第29番 (Mozart Symphony No.29)
指揮:アルチェロ・ガリエラ アンジェリクムO (Cond.: A.Galliera, Angelicum O)
推薦度:★★★★☆☆☆ 明るいがもう少し歯ごたえが欲しいかも
秘蔵度:★★★★★★★ あたたかな空気に包み込まれるガリエラの貴重なモーツァルト
鋭さを一切排除し、ぬるま湯に心地よく長く使っているような演奏。ガリエラにしては珍しい印象。緩やかにオルガンを鳴らしているかのようなそんな感じ。
モーツァルト 交響曲第35番「ハフナー」 (Mozart Symphony No.35)
指揮:アルチェロ・ガリエラ アンジェリクムO (Cond.: A.Galliera, Angelicum O)
推薦度:★★★★☆☆☆ ゆったりと平和に流れていく。
秘蔵度:★★★★★★★ ガリエラの丁寧な音楽作りとセンスの良さが光る。
少しオケが野暮ったい感じもするがなかなかの名演奏であると思う。特にガリエラがこの曲を残していたとは全く知らなかった。オケがフィルハーモニアだったら最上級の演奏になったかも。それでもこの祖国イタリアのオケを優雅に鳴らし、荒立てず丁寧に進めるので落ち着いて聞いていられる。