フリッチャイ ベルリン放送SO モーツァルト アダージョとフーガ他

独Grammphon。1960年代初期のプレス

推薦度:★★★★★★☆ フリッチャイの演奏は風格があり素晴らしい。オルガンミサもなかなか良い
秘蔵度:★★★★★★☆ フリッチャイ晩年の名演奏

モーツァルト アダージョとフーガ (Mozart Adagio and Fugue)

指揮:フェレンツ・フリッチャイ ベルリン放送SO (Cond: F.Fricsay, Berlin Radio SO)

このモーツアルトの曲は大好きな曲である。演奏もしたことがあるがなかなか面白い。そしてこの演奏は同曲中ベストを争う演奏だと思う。

クレンペラーのように重すぎず、かといって風格、広がりが大きく、いまでは考えられないほどの大オーケストラでこの曲を鳴らしきり、そして統率し、堂々とシンフォニックに仕上げるあたりは、もはや現代の演奏からするとモーツァルトではない巨大さがある。

フィナーレでは徐々に遅くしていき、最後の和音は大きくテンポを落としロマン派の曲の締めくくりのような、十分な響きを余韻を残しつつ終わる。なんとも言えない充実感がある。サンプルとしては出だしのちょびっととフィナーレを

出だし
フィナーレ