フルニエ セル ドヴォルザーク チェロ協奏曲

独Grammophon。ジャケットはフランス仕様。

推薦度:★★★★★★★ もうこれ以上ないという名演
秘蔵度:★★★★★★★ 有名な演奏だがこの盤は貴重。音が良い

ドヴォルザーク チェロ協奏曲 (Dvorak Cello Concerto)

Vc:ピエール・フルニエ、指揮:ジョージ・セル ベルリンPO (Vc: P.Fournier, Cond.: G.Szell, Berlin PO)

推薦度:★★★★★★★ もうこれ以上ないという名演
秘蔵度:★★★★★★★ 有名な演奏だがこの盤は貴重。音が良い

まず伴奏のセルとベルリンフィルの相性の良さを感じる精錬されたきれいな音。それにしっかりと民族色と都会色をブレンドさせ雄大な演奏を聞かせてくれる。クリーヴランドよりもオケは自由で明るい。でもしっかりまとめるところはまとめていて凄い。そしてそんな超一流の伴奏をバックにフルニエは我が道をしっかり行く。きれいで端正だが芯がしっかりした音。緊張感があるのだが音自体は肩の力が抜け実に優雅で清々しい。セルとフルニエの呼吸もぴったしあっていて、どこをとってもいい音いい演奏いいリズムにいいバランス。これ以上ないと思える超名演奏である。昔からこの曲はこの演奏でしみ込まれているからちょっと贔屓目だが。

第1楽章
第3楽章