独Schwann。1980年代中頃のプレス。ライブ録音
推薦度:★★★☆☆☆☆ ちょっとロマンティックすぎなフォーレ
秘蔵度:★★★★★★☆ フルネの忘れ去られた録音
マルタン マリア三部作 (Martin Maria Triptychon)
S:エディット・マティス、指揮:ジャン・フルネ スイス音楽祭O Vn:ウォルフガンク・シュナイダーハン (S: E.Mathis, Cond.: J.Fournet, Swiss Festival O, Vn: Wolfgang.Schneiderhan))
推薦度:★★★★★☆☆ マティスの歌はさすが
秘蔵度:★★★★★★☆ 伴奏になんとシュナイダーハン
曲としてはなかなか近づき難いものだが、曇りなく透明度がある演奏は貴重。マティスの落ち着いた歌唱が素晴らしく、そしてなんといってもヴァイオリンの伴奏がウォルフガンク・シュナイダーハンが素晴らしい。ソロを邪魔せず、それでもしっかり主張するさすが名コンマス。ライヴゆえかちょっと最後は音程が怪しくなるが・・・。
フォーレ レクイエム (Faure Requiem)
S:エディット・マティス、Br:クルト・ヴィドマー 指揮:ジャン・フルネ スイス音楽祭O (S: E.Mathis, Br: K.Widmer, Cond.: J.Fournet, Swiss Festival O)
推薦度:★★★☆☆☆☆ テンポがゆったりでかなりロマンティック
秘蔵度:★★★★★★☆ マティスの歌唱が魅力
ソロや合唱がオフマイクのため力が抜けすぎる感じだが、そんな中でもマティスのかなりゆっくりしたテンポの歌が素晴らしい。ロマンティックすぎるのでレクイエムという感じがしないので好悪分かれるが。新鮮で透明度の高いオケと合唱もなかなかの出来。フルネのレクイエムとしては他に名演があることでこの演奏が忘れ去られているが、中性的でニュートラルな演奏はなかなか捨てがたいと思う。ただ、どうしたことかヴィドマーの安定感に欠ける歌唱が残念でもある。