仏Musidisc。1970年代前半のプレスだろう
その昔父が持っていたことを記憶しているが、処分したか行方知れずだったレコードを手に入れることができた。2枚組。
推薦度:★★★★★★☆ フォンタナローザの名演
秘蔵度:★★★★★★☆ 隠れた名演奏で個人的には秘蔵
モーツァルト 協奏交響曲 (Mozart Symphonie Concertante)
Vn:パトリス・フォンタナローザ、Va:ブルーノ・パスキエ 指揮 ヘルムート・ミューラー=ブリュール ケルン室内O (Vn: P.fontanarosa, Va: B.Pasquire, Cond.: H.Muller-Bruhl)
推薦度:★★★★★☆☆ 全体的に明るい音色
秘蔵度:★★★★★☆☆ フォンタナローザとB.パスキエの音色が良い
この演奏も全体的に暖色系で音が心地よい。二人のソリストには、この音ならばもう少し前に出てきてもよさそうなくらいさりげなく控えめ。優しい気持ちになる演奏である。ミューラー=ブリュールの素晴らしい伴奏も聴きもの。
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番 (Mozart Violin Concerto No.3)
Vn:パトリス・フォンタナローザ、指揮 ヘルムート・ミューラー=ブリュール ケルン室内O (Vn: P.fontanarosa, Cond.: H.Muller-Bruhl)
推薦度:★★★★★☆☆ 健康的な明るい演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 清々しい名演
少し歯ごたえが無さすぎという感じがするくらい穏やかな演奏。好悪分かれそうだが穏やかな気持ちになる。フォンタナローザは慎重に、しかし伸びやかに丁寧に奏でる。音が素直に伸びてきてなかなか良い。ミューラー=ブリュールは相変わらずきれい響きで素晴らしい伴奏を聴かせてくれる。