オランダPhilips。スパイラル。1950年代後半のプレス
推薦度:★★★☆☆☆☆ 現代の精緻な演奏に比べるとどうか
秘蔵度:★★★★★★☆ とにかく意気込みが凄い
マーラー 交響曲第6番「悲劇的」 (Mahler Symphony No.6)
指揮:エドゥアルド・フリプセ ロッテルダムPO (Cond.: E.Flipse, Rotterdam PO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 現代の精緻な演奏に比べるとどうか
秘蔵度:★★★★★★☆ とにかく意気込みが凄い
オケも手探りという感じで現代のレベルには届かないものの、当時としてみたらあまり取り上げられることがない大曲に挑む心意気が伝わる。テンポが遅く重厚。とにかく音に魂が籠っていてすごい迫力である。モノラルということもあると思うが、最近のスマートな演奏とはかなり印象が異なる。スケルツォを前に持ってきているところも興味深い。とにかく挑戦という意気込みが伝わってくる素晴らしい演奏であるし個人的にはこうした演奏は大好きであるが、かといって推薦できるかというとちょっと。