デ=ファブリティース ローマ歌劇場 プッチーニ 歌劇「トスカ」

イタリアHMV。スパイラル。1950年中頃のプレスだろう。

推薦度:★★★★★☆☆ スタイルが多少古いが感情を込めた名演
秘蔵度:★★★★★★☆ 音が意外によくジーリの声が透き通る

プッチーニ 歌劇「トスカ」 (Puccini Tosca)

指揮:オリヴィエ―ロ・デ=ファブリティース、ローマ歌劇場O、Cho、S:マリア・カニ―リア、Ten:ベンジャミーノ・ジーリ (Cond.: O.de-Fabritiis, Roma Opera House O and Cho, S: M.Caniglia, Ten: B.Gigli)

推薦度:★★★★★☆☆ スタイルが多少古いが感情を込めた名演
秘蔵度:★★★★★★☆ 音が意外によくジーリの声が透き通る

デ=ファブリティースの堂々とした伴奏をバックに、ジーリ、カニ―リアが感情をこめて歌う。特にカニ―リアのめり込んだ歌い方に好悪が分かれるものの、歌唱力、表現力が素晴らしい。ジーリは意外にも柔らかく、晴れ晴れとしていて洗練された声が魅力的。このカニ―リアとジーリの競い合う共演もなかなか聞きどころ。録音が1938年と古いがオケに立体感もあり、二人の声もよく録れている。

妙なる調和
歌に生き恋に生き
星も光りぬ
フィナーレ