日本で有名になる前のエリシュカの貴重な記録。音も演奏も上質
推薦度:★★★★★★☆ 後年の札響の演奏に通じる端正な演奏
秘蔵度:★★★★★★★ エリシュカの貴重なLP。
ドヴォルザーク 交響曲第6番 (Dvorak Symphony No.6)
指揮:ラドミル・エリシュカ カルロヴィ・ヴァリSO (Cond.:L.Eliska, Karlovy Vary SO)
日本で有名になる前のエリシュカの貴重な記録。音も演奏も上質
推薦度:★★★★★★☆ 後年の札響の演奏に通じる端正な演奏
秘蔵度:★★★★★★★ エリシュカの貴重なLP。
20年近く首席指揮者を務めたカルロヴィ・ヴァリ交響楽団との貴重な記録。まさにドヴォルザークの音、チェコの音がする。弦楽器の細身ながら温かみのる音、管楽器の少し乾いた感じで暖かく包み込む響き。特にホルンのヴィブラートをしっかりかけた音が実にきれいで素晴らしい。そしてテンポ感や盛り上げ方などどこをとっても自然体。札幌交響楽団との共演とほぼ同じ印象の出来。こちらのほうがさすがに若々しく躍動感があるが。温泉地として有名らしいカルロヴィ・ヴァリ。人口は5万人ほどの小さな街に素晴らしいオケがあるものだと感心する。温泉とこのオケの演奏。極上の旅となっただろう。いまでも活動しているようだが、楽団長、指揮者が市議会から解任されるなど少し混乱もあるようだ。応援したいものである。