ルーマニアElectrecord。1970年代の後半のプレスだろうか
推薦度:★★★★★☆☆ マニアックすぎか。でも秘曲名演である。
秘蔵度:★★★★★★★ ペルレアの曲が残っているとは。
目次
ペルレア 交響詩「ドンキ・ホーテ」 (Perlea Symphonic Poem Don Quixote)
指揮:エマニュエル・エレネスク ルーマニア放送SO (Cond.: E.Elenescu, Romania Radiotelevision SO)
推薦度:★★★★★☆☆ マニアックすぎか。でも秘曲名演
秘蔵度:★★★★★★★ ペルレアの曲が残っているとは。
わかりやすく、なかなか粋で意欲的な面白いである。ストラヴィンスキーのようなリズム感や音響も出てくるし、静寂感と喧騒感を織り交ぜて聞き手を飽きさせない。演奏は難しいと思われるが、特筆すべきはオケのレベルの高いこと。自国の作曲家ということもあり自信があり、木管を中心に実にうまい演奏をしている。もっと知られてよい曲だし、知られてよい演奏である。
ペルレア 交響変奏曲 (Perlea Symphonic Variations)
指揮:ニコラエ・ボボック ティミショアラ・バナトゥル国立PO (Cond.: N.Boboc, Timisoara Banatul State PO)
推薦度:★★★★★☆☆ ボボックはここでもうまくまとめている
秘蔵度:★★★★★★★ ペルレアの曲をルーマニアのローカルオケが大熱演
ボボックという指揮者、メンデルスゾーンのスコットランドでもスケールの大きな演奏を、ルーマニアのローカルオケとやってのけたが、ここでは自国のペルレアの曲。さらに自信がみなぎりハイレベルな演奏になっている。難しい曲だが、曲への集中力が凄く高く、旋律やリズムを非常に大事に扱っている。掘り出し物の曲であり名演奏である。