C.クラウス バンベルクSO R.シュトラウス 管弦楽曲集

米LONDONレーベル、プレスは1960年代イギリス。

推薦度:★★★★★★★ モノラルながら鮮明でこれを推薦しないわけにはいかない演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ クラウスのセンスの良さが光る

R.シュトラウス クープランのクラヴサン曲によるディヴェルティメント (R.Strauss Divertimento)

指揮:クレメンス・クラウス バンベルクSO (Cond.: C.Krauss, Bamberg SO)

推薦度:★★★★★★★ モノラルながら鮮明でこれを推薦しないわけにはいかない演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ バンベルク交響楽団からここまでウィーン風の音をだせるとは

クープランの曲が題材なのでR.シュトラウス特有の分厚い音はあまりなく、優雅な曲。演奏も穏やかで何も足さず何も引かずチャーミングに仕上げている。バンベルク交響楽団からここまでウィーンのようなシルキーな音を引き出すとは、さすがクレメンス・クラウス。素晴らしい演奏。

その1
その2

R.シュトラウス 歌劇「カプリッチョ」~間奏曲 (R.Strauss Interlude from Capriccio)

指揮:クレメンス・クラウス バイエルン放送SO (Cond.: C.Krauss, Bavarian Radio SO)

推薦度:★★★★★★☆ レベルの高い演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ さすが雰囲気もよく名演奏

短い曲だがホルンをはじめ穏やかに何気なく流れる演奏はなんとも心地よい。

R.シュトラウス 歌劇「バラの騎士」~ワルツ集 (R.Strauss Waltzes From Der Rosenkavalier)

指揮:クレメンス・クラウス バンベルクSO (Cond.: C.Krauss, Bamberg SO)

推薦度:★★★★★★☆ モノラルであるという点以外は断然推薦できる
秘蔵度:★★★★★★★ とにかくバンベルクからここまで充実した音を引き出せたのは凄い

流れもよく、曲をよく知っていて手馴れている感じもするし、オケのノリもよく各奏者が実にうまく、ウィーンのオケと聞き違えてしまうほど優雅だし、甘すぎないポルタメントも素晴らしく、この曲の指折りの名演奏だと思う。