1970年代のオランダフィリップス盤。
推薦度:★★★★☆☆☆ カレーラス特有の甘くパーっと明るい声が特徴だが真面目過ぎるかも
秘蔵度:★★★★☆☆☆ さりげなくベンツィ伴奏
- 1 ラーラ グラナダ (Lara Granada)
- 2 トスティ マリア (Tosti Maria)
- 3 ビクシオ マリウ、愛の言葉を (Bixio Parlami d’amore Mariu)
- 4 デ=クルティス 忘れな草 (De Curtis Non ti scordar di me)
- 5 カルディルロ カタリ― (Cardillo Core ‘Ngrato)
- 6 ブロドツキー Be My Love (Blodsky Be My Love)
- 7 デ=クルティス 世界でただ一人君を愛す (De Curtis Ti voglio tanto bene)
- 8 ブッツィ=ペッチャ ロリータ (Buzzi-Peccia Lolita)
- 9 ガスタルドン 禁じられた音楽 (Gastaldon Musica proibita)
- 10 レハール 喜歌劇「ほほえみの国」~アリア「君はわが心のすべて」 (Lehar Dein ist mein ganzes Herz)
ラーラ グラナダ (Lara Granada)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★★★☆☆ カレーラスの十八番。若さで押し切る
秘蔵度:★★★★★☆☆ ギター演出などもあり全体としては面白い
ギター伴奏が効果的。後年のサッカーワールドカップの三大テノールでもカレーラスが担当だった曲だが、それより表現の幅は狭いが声はさすがに若い。ベンツィ―の清々しい伴奏もなかなか良い。
トスティ マリア (Tosti Maria)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★★★☆☆ カレーラスの十八番。甘い高音が魅力
秘蔵度:★★★★★☆☆ オケとのバランスもよくなかなか良い演奏
声が明るく透き通る。心地よく歌っていて清々しい。伴奏ともどもここではバランスよく気持ち良く聞ける。
ビクシオ マリウ、愛の言葉を (Bixio Parlami d’amore Mariu)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★★★☆☆ 甘い高音が魅力。歌唱に力がこもる
秘蔵度:★★★★☆☆☆ オケとのバランスもよい
堂々と歌いあまり過度な表現をせずにストレートな表現。非常にうまく歌っているしベンツィの伴奏も穏やかで寄り添う。
デ=クルティス 忘れな草 (De Curtis Non ti scordar di me)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ まあ普通の出来か。
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 少しオケに負けて良さが出てこない
ここでは少し馬力というか声が少し伸びずオケに負けるような感じがする。歌自体はさすがにうまい。
カルディルロ カタリ― (Cardillo Core ‘Ngrato)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★★★☆☆ カレーラスの十八番。甘い高音が魅力
秘蔵度:★★★★★☆☆ オケとのバランスもよくなかなか良い演奏
この曲も三大テノールでカレーラスの担当だった曲。声の若さはこちらが勝り、表現は三大テノールのほうがあるのは、グラナダと同じ。そうはいってもこちらの誠実でまっすぐな歌い方も捨てがたい。
ブロドツキー Be My Love (Blodsky Be My Love)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★★☆☆☆ カレーラスの声が堪能できる。オケもよい
秘蔵度:★★★★☆☆☆ オケとのバランスもよくなかなか良い演奏
大きく包み込むようなベンツィの伴奏がまず良い。それをバックに伸びやかにカレーラスが歌いやすいように歌っている。
デ=クルティス 世界でただ一人君を愛す (De Curtis Ti voglio tanto bene)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ まあ普通の出来か。
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 少しオケに負けて良さが出てこない
この曲も少しオケに負け気味か。もともと迫力を武器にする歌手ではないので、バランスが難しいか。オケが悪いわけではないが。真面目に歌い上げてはいる。
ブッツィ=ペッチャ ロリータ (Buzzi-Peccia Lolita)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★★★☆☆ カレーラスの十八番。甘い高音が魅力
秘蔵度:★★★★★☆☆ オケとのバランスもよくなかなか良い演奏
この曲はカレーラスの声がよく合う。活き活きとして楽しく歌い、オケものりが良く聴いたあとはすっきりする。
ガスタルドン 禁じられた音楽 (Gastaldon Musica proibita)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★★☆☆☆ 甘い高音が魅力。少しまじめすぎかも
秘蔵度:★★★★☆☆☆ オケとのバランスもよい
真面目な歌唱。甘い声でカレーラス特有の音程の合わせ方がたまらない。しっかり曲と向き合った演奏で人によっては真面目過ぎると感じるかもしれない。
レハール 喜歌劇「ほほえみの国」~アリア「君はわが心のすべて」 (Lehar Dein ist mein ganzes Herz)
Ten:ホセ・カレーラス、指揮:ロベルト・ベンツィ イギリス室内O (Ten: J.Carreras, Cond.: R.Benzi, English CO)
推薦度:★★★★☆☆☆ オーソドックスで王道な歌唱とカレーラスの甘い声がマッチ
秘蔵度:★★★★★☆☆ ベンツィも含めなかなか良い演奏
3大テノールではドミンゴが担当。カレーラスの歌唱はカラッと晴れ渡る感じ。若々しい力にあふれているが、圧倒させられるような感じはなく、じっくり聴ける。ベンツィもうまく伴奏をつけている。