伊CLS。1980年代初期のプレス
推薦度:★★★★☆☆☆ ファン以外はちょっと音の古さが気になるかも
秘蔵度:★★★★★★☆ ファンにとってはこの音でもありがたい。悲愴はちょっと割れるが。
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 (Tchaikovsky Symphony No.6)
指揮:グィド・カンテルリ NBC SO (Cond.: G.Cantelli, NBC SO)
推薦度:★★★★☆☆☆ 一般的には音がちょっと厳しいかも
秘蔵度:★★★★★★☆ NBC交響楽団の合奏力が凄い
この曲だけはトスカニーニと聴き比べできる。録音の硬さはちょっと気になるが、カンテルリのほうが表現が豊か。トスカニーニのほうは交響曲らしく雄大。オケのコントロールはさすがにトスカニーニが勝るが、オケの自発性はカンテルリのほうが見られてなかなか興味深い。意外とテンポをじっくり取りながら進めてみたり、1楽章の盛り上がりのティンパニの雷のごとく鳴り響くロールなど凄まじい迫力を見せたり、なかなかの名演奏である。音が割れるのが非常に残念ではあるが。