フランスVOX。1950年代後半か1960年代前半だろうか。
この盤はモノラルながら一曲だけとかなり余裕を持ったプレスであるせいか、全体的に瑞々しい音になっているのも特徴。さらにモノラルカートリッジで聞くとステレオではなくても十分という思いになってくる。
推薦度:★★★★★☆☆ 正統的な演奏。ブレンデルはさすがにうまい
秘蔵度:★★★★★☆☆ 落ち着いた音で聞きやすい
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 (Beethoven Piano Concerto No.3)
P:アルフレッド・ブレンデル、指揮:ハインツ・ワルベルク ウィーン・プロ・ムジカO (P: A.Brendel, Cond.: H.Wallberg, Pro Musica O Vienna)
推薦度:★★★★★☆☆ 正統的な演奏。ブレンデルはさすがにうまい
秘蔵度:★★★★★☆☆ 落ち着いた音で聞きやすい
ブレンデルは若いころから強靭なタッチで変幻自在だが完成された演奏をしていたことが良くわかる。さらにこの演奏では風格というよりは若さを感じさせ爽快。ブレンデルファンなら持っていて損はないだろう。
ワルベルクの伴奏は少し野暮ったいが、安定感はある。リズム一つ一つに力が入りすぎるくらい入っているのはワルベルクのスタイルではあるが、ウィーンのオケ特有の柔らかさがあり重苦しさを感じさせることはない。