英プレスのアメリカLONDONレーベル。スパイラル。1950年代中頃のプレスだろうか。ウィーンフィルやバリリ四重奏団で活躍したブラベッツの珍しいソロ。
推薦度:★★★★★★☆ 滑らかで中庸だが奥が深い
秘蔵度:★★★★★★☆ ブラベッツのソロは珍しいしショスタコならなおさら



ショスタコーヴィッチ チェロソナタ
Vc:エマニュエル・ブラベッツ、P:フランツ・ホレチェック (Vc: E.Brabec, P: F.Holletschek)
推薦度:★★★★★★☆ 滑らかで中庸だが奥が深い
秘蔵度:★★★★★★☆ ブラベッツのソロは珍しいしショスタコならなおさら
いたって普通に聞こえるが、しんみりと感情をしっかり込めて淡々と奏でる演奏は、この曲の柔らかく暖かい面を照らし出している。かなり遅いテンポでロストロポーヴィッチの演奏と比べると別の曲のようにも聞こえてくる。ショスタコーヴィッチだからと言ってことさら荒立てず、丁寧に演奏していてわかりやすくフラットな気持ちで聴ける。ホレチェックのピアノもアクセントが聞き絶妙なバランス。これはなかなか良い演奏である。