ボールト フィルハーモニック・プロムナードO シベリウス 管弦楽曲集

日NIXA。1960年代前半のプレスだろうか。

推薦度:★★☆☆☆☆☆ ちょっとシベリウスっぽくない
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 盤としてはあまり見かけない

シベリウス 交響詩「エン・サガ」 (Sibelius En Saga)

指揮:エイドリアン・ボールト フィルハーモニック・プロムナードO (Cond.: A.Boult, Philharmonic Promenade O)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ シベリウス特有の雰囲気があまり感じられない
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ ちょっと盛り上がりにも欠ける

何だかごつごつした感じ。その割には吹っ切れないまま終わる。ボールトとシベリウスは合いそうなのだが、この時期のボールトの肩の力が入りすぎた演奏が曲想に合わない。

シベリウス 4つの伝説曲~トゥオネルラの白鳥 (Sibelius Swan of Tuonera)

指揮:エイドリアン・ボールト フィルハーモニック・プロムナードO (Cond.: A.Boult, Philharmonic Promenade O)

推薦度:★★☆☆☆☆☆ 現実的な音
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 生っぽい

良しあしが出にくい曲とはいえ少し生っぽい演奏。もう少し幻想的な感じが良かった。

トゥウネラの白鳥

シベリウス 交響詩「ポヒョラの娘」 (Sibelius Pohjolas Daughter)

指揮:エイドリアン・ボールト フィルハーモニック・プロムナードO (Cond.: A.Boult, Philharmonic Promenade O)

推薦度:★★★★☆☆☆ ごついが迫力ある
秘蔵度:★★★★☆☆☆ シベリウスっぽくないが熱演

この曲はなかなかの熱演。ごつごつした感じがシベリウスっぽくないが、誠実さが伝わり真面目一辺倒に取り組んでいることで、雑な印象が抑えられている。

シベリウス 交響詩「吟遊詩人」 (Sibelius The Bard)

指揮:エイドリアン・ボールト フィルハーモニック・プロムナードO (Cond.: A.Boult, Philharmonic Promenade O)

推薦度:★★★☆☆☆☆ 少し硬いが誠実な演奏
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ ごついシベリウス

全体的にハードな音のためハープが逆に浮き立ち効果的。でもシベリウスという感じはせず。丁寧だがもう少し空間が欲しい。

シベリウス 4つの伝説曲~レミンカイネンの帰郷 (Sibelius Lemminkainens Return)

指揮:エイドリアン・ボールト フィルハーモニック・プロムナードO (Cond.: A.Boult, Philharmonic Promenade O)

推薦度:★★★★☆☆☆ オケが頑張り迫力ある演奏
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 好みかというと微妙か

かなりゴツゴツ感があり迫力がある。タンバリンなども雑なくらい強く主張してくる。弦楽器を中心にかなり一生懸命演奏していることがわかるが。もう少し幻想的な雰囲気が欲しいところ

レミンカイネンの帰郷