1960年代の日本VOX盤。LP一枚でチャイコフスキーとラフマニノフの名曲に曲が聴けるのはお得だが、さすがに詰めすぎ感があり音が全体的に痩せているのが気になる。
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 演奏レベルは悪くはないが
秘蔵度:★☆☆☆☆☆☆ 詰めすぎで音がやせてしまっている
目次
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 (Tchaikovsky Piano Concerto No.1)
P:フェリシア・ブルメンタール、指揮:ミヒャエル・ギーレン ウィーン国立歌劇場O (P: F.Blumental, Cond.: M.Gielen Vienna State Opera O)
★☆☆☆☆☆☆ まっとうだが平凡
★★☆☆☆☆☆ 珍しい競演ではある
音が細く痩せている。詰めすぎもあるが演奏自体もさっぱりしたものなのでなおさらその印象が強まる。録音も左右が安定していないというか分かれすぎか。レベルが低い演奏ではないが特徴もあまりない。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 (Rachmaninov Piano Concerto No.2)
P:フェリシア・ブルメンタール、指揮:ミヒャエル・ギーレン ウィーン国立歌劇場O (P: F.Blumental, Cond.: M.Gielen Vienna State Opera O)
★☆☆☆☆☆☆ まっとうだが平凡
★★☆☆☆☆☆ 珍しい競演ではある
ギーレン、ブルメンタールともに少し凝った表現やバランスが良く聞くと出てくるのだが、音がやせていて広がりがなくあまり伝わってこない。これも一面に詰めすぎたということかもしれない。マイクも各楽器ごとにオンマイクのような感じで響きとして伝わってこない。