バーンスタイン イスラエルPO メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」、第4番「イタリア」、第5番「宗教改革」、序曲「フィンガルの洞窟」 1/2

独Grammophon。1980年代中頃のプレスだろうか

推薦度:★★★★★★☆ なかなかの名演奏
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ 有名な演奏であるがドイツ盤は少しばかり貴重か?

メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」 (Mendelssohn Symphony No.4)

指揮:レナード・バーンスタイン、イスラエルPO (Cond: L.Bernstein, Israel PO)

推薦度:★★★★★★☆ なかなかの名演奏
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 結構普及している演奏

テンポは遅すぎず速すぎず。晩年のマーラーで見せるようなテンポ感ではない。あのテンポ感でこの曲をやったらどうなるのだろうと興味はあるものの、曲には会わない気もする。このくらいがよい。ビートをしっかり刻みながらイスラエルフィルの美しい響きをうまく引出し、活き活きとした名演奏である。特に弦楽器の美しさは素晴らしい。

第1楽章
第4楽章

メンデルスゾーン 交響曲第5番「宗教改革」 (Mendelssohn Symphony No.5)

指揮:レナード・バーンスタイン、イスラエルPO (Cond: L.Bernstein, Israel PO)

推薦度:★★★★★☆☆ なかなかの名演奏
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 結構普及している演奏

テンポは遅すぎない程度なのだが、フレーズの終わりにダメ押しを入れたりしてアクセントというか急ブレーキをかけるところもあり個性的。ちょっとやぼったくもなるが、オケはしっかりついていっているため破綻はせずしっかりついていくのでばっちり決まっている。スケールの大きな演奏でイスラエルフィルのきれいな響きも相まってなかなかの名演奏である。

第1楽章
第2楽章