ビーン、シリトー デイヴィソン バッハ ヴァイオリン協奏曲集

英classics for pleasure。1970年代中頃のプレスだろう

推薦度:★★★★★☆☆ 好演奏ぞろい
秘蔵度:★★★★★☆☆ 廉価盤とはいえ貴重ではないか

バッハ 管弦楽組曲第3番~アリア (Bach Air)

指揮:ワルター・デイヴィソン、ヴィルトゥオージ・オブ・ロンドン (Cond: W.Davison, Virtuosi of London)

推薦度:★★★☆☆☆☆ オーソドックス
秘蔵度:★★★☆☆☆☆ さらっとした雰囲気

この曲の良しあしは難しい。演奏のレベルが一定以上であればよく聞こえる。この演奏も早めのテンポながら淡々と流れていくもので心地よいものになっている。だが何か特徴的かというとそうでもない

バッハ ヴァイオリン協奏曲第1番 (Bach Violin Concerto No.1)

Vn:ケネス・シリトー、指揮:ワルター・デイヴィソン、ヴィルトゥオージ・オブ・ロンドン (Vn: K.Sillito, Cond: W.Davison, Virtuosi of London)

推薦度:★★★★☆☆☆ 伸びやかな演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ シリトーの素直な音が魅力

シリトーの素直な音の出し方が魅力であり、アンサンブルに溶け込んでいて趣味の良い演奏。刺激てな表現は避けつつ、単調に陥ることなく抑揚を聞かせているのはなかなかの手腕。

バッハ ヴァイオリン協奏曲第2番 (Bach Violin Concerto No.2)

Vn:ヒュー・ビーン、指揮:ワルター・デイヴィソン、ヴィルトゥオージ・オブ・ロンドン (Vn: H.Bean, Cond: W.Davison, Virtuosi of London)

推薦度:★★★★★☆☆ 安定感のある演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ ビーンの貴重な協奏曲

さりげなく弾きながらも説得力を秘めている。崇高なバッハとも違うが神々しい音。几帳面なところもあるが音がくっきりしているのが特徴。

バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲 (Bach Concerto for 2 Violins)

Vn:ヒュー・ビーン、ケネス・シリトー、指揮:ワルター・デイヴィソン、ヴィルトゥオージ・オブ・ロンドン (Vn: H.Bean, K.Sillito, Cond: W.Davison, Virtuosi of London)

推薦度:★★★★★☆☆ ソロの掛け合いオケとの掛け合い一体感がよい
秘蔵度:★★★★★☆☆ ビーンとシリトーの貴重な競演

中々の好演奏である。特にビーンの存在感が凄い。音の扱いも手馴れていてさすが名コンマスの二人の競演である。音がオケからくっきり浮き立つのが凄いところ。