ルーマニアElectrecord。1970年代のプレスだろうか
推薦度:★★★☆☆☆☆ 一般的にはちょっとオケが非力かも
秘蔵度:★★★★★☆☆ 珍しい指揮者の演奏でかなり個性的
チャイコフスキー 交響曲第4番 (Tchaikovsky Symphony No.4)
指揮:ミルチャ・バサラブ ジョルジュ・エネスコPO (Cond.: M.Basarab, George Enescu PO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 一般的にはちょっとオケが非力かも
秘蔵度:★★★★★☆☆ 珍しい指揮者の演奏でかなり個性的
ちょっとオケの響きが薄いというか力が無いところも散見されるが、皆一生懸命に音を出していて、指揮者も熱がこもっている。不器用ながら感じるままに、そしてかっこよさなど全く見向きもせずにひたすらに没頭しているなかなかの熱演。一流のオケでなくても感動できることを証明してくれるような演奏。まあ冷静に聞くとそうでもないという人もいるだろうが、世界のメジャーなクラシック界とは離れたところで、ルーマニアの名オケと知られざる指揮者バサラブが、確かな名演奏を録音していたという事実はなかなか貴重ではないだろうか。