ルーマニアElectrecord。1960年代のプレスだろうか
推薦度:★★★★★☆☆ 暖かみのある好演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ 特にバルビローリは珍しいと思う
シューベルト 交響曲第5番 (Schubert Symphony No.5)
指揮:ジョン・バルビローリ ジョルジュ・エネスコPO (Cond.: J.Barbirolli, George Enescu PO)
推薦度:★★★★★★☆ バルビローリは暖かい響きを作るのがうまい
秘蔵度:★★★★★★☆ この共演は珍しいと思う
客演だがオケをちゃんと掌握し、心をつかみ、バルビローリの意図をしっかり伝えようとする意志が感じられる。テンポ、バランス、フレージング、どこをとってもオケの能力を最大限に生かしつつまとめ上げ、強制ではなく共生でオケを掌握し、穏やかな語り口で説得力のある演奏となっている。
シューベルト 交響曲第7(8)番「未完成」 (Schubert Symphony No.7(8))
指揮:ジョルジュ・ジョルジェスク ジョルジュ・エネスコPO (Cond.:G.Georgescu, George Enescu PO)
推薦度:★★★★☆☆☆ かっちりした演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ ジョルジェスクの未完成は珍しいと思う
かっちりした演奏で余計な感情や音の強さは求めず骨格をしっかり持っている。その分もう少し広がりが欲しくもあるが、真面目な演奏で好感が持てる。オケの指揮者の一体感もさすが。長年の阿吽の呼吸がある。