日Angel。赤盤。1960年代前半のプレス
推薦度:★★★★☆☆☆ もっとうまい演奏はあると思うが味があってよい
秘蔵度:★★★★★★★ 個人的には日本盤とは言え貴重だと思う
ハイドン チェロ協奏曲第2番 (Haydn Cello Concerto No.2)
Vc:アルド・バルドヴィーノ、指揮:フェルナンド・プレヴィターリ、プロアルテO (Vc: A.Baldovino, Cond: F.Previtali, Pro Arte O)
推薦度:★★★★☆☆☆ もっとうまい演奏はあると思うが味があってよい
秘蔵度:★★★★★★★ いじらしいバルドヴィーノのチェロが素晴らしい
時の流れが全く違うようなゆったりしたテンポで独自の世界観を示しているバルドヴィーノのチェロ。決してうまい!というわけではないが、なかなか味わいがある。静かながらいろいろ思いを込め手演奏しているのが印象的。プレヴィターリの伴奏もちょっと鈍重だがうまく支えている。
ボッケリーニ チェロ協奏曲 変ロ長調 (Boccherini Cello Concerto in B Flat)
推薦度:★★★★☆☆☆ もっとうまい演奏はあると思うが味があってよい
秘蔵度:★★★★★★★ いじらしいバルドヴィーノのチェロが素晴らしい
Vc:アルド・バルドヴィーノ、指揮:フェルナンド・プレヴィターリ、プロアルテO (Vc: A.Baldovino, Cond: F.Previtali, Pro Arte O)
もっとソリスティックでうまい演奏は多々ある名曲だが、バルドヴィーノのこの演奏はすごくいじらしく丁寧で優雅。落ち着いて音に向き合い、丁寧にかみしめながら演奏しているのが私はとても気に入った。後年のバッハの無伴奏に通じる穏やかさ。そしてプレヴィターリも少しゆったりしたソロにつけにくそうでもあるが、温かい伴奏をつけている。私にとっては密かに自慢したい名演奏である。