英Decca。1960年代後半のプレスだろうか。メルジーネが収録されているため購入
推薦度:★★★☆☆☆☆ 少し丁寧すぎるかも
秘蔵度:★★★★★☆☆ アンセルメのメンデルスゾーンは珍しいかも



メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」 (Mendelssohn Symphony No.4)
指揮:エルンスト・アンセルメ、スイス・ロマンドO (Cond: E.Ansermet, Suisse Romande O)
推薦度:★★★☆☆☆☆ 少し丁寧すぎるかも
秘蔵度:★★★★★☆☆ アンセルメのメンデルスゾーンは珍しいかも
ちょっと明晰に分析しすぎたか慎重な感じ。音はしっかり出ているので充実した音ではあるがこの曲の場合もう少し勢いというか適当さがあっても良いかも。
メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」 (Mendelssohn The Hebrides Overture)
指揮:エルンスト・アンセルメ、スイス・ロマンドO (Cond: E.Ansermet, Suisse Romande O)
推薦度:★★★★☆☆☆ 明晰だが情感は籠っている
秘蔵度:★★★★★☆☆ 内容がしっかりしている
少し骨っぽいが内容が濃い。しっかりどの音も分析され配置されている。ただそれだけでなく音楽を活かしている。その音でフィンガルの洞窟をちゃんと再現しているという感じか。
メンデルスゾーン 序曲「ルイ・ブラス」 (Mendelssohn Ruy Blas Overture)
指揮:エルンスト・アンセルメ、スイス・ロマンドO (Cond: E.Ansermet, Suisse Romande O)
推薦度:★★★★★☆☆ 堂々とした佇まい
秘蔵度:★★★★★☆☆ 設計がうまい
落ち着いたテンポでしっかり音を刻む。その音にも力がこもり中々よい演奏。テーマのファンファーレをゆったり取るのも特徴。明晰なのはいつものことで分かりやすい。
メンデルスゾーン 序曲「美しきメルジーネの物語」 (Mendelssohn The Fair Melusina Overture)
指揮:エルンスト・アンセルメ、スイス・ロマンドO (Cond: E.Ansermet, Suisse Romande O)
推薦度:★★★★☆☆☆ 慎重に構えた演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 丁寧なつくり
律儀に丁寧に音を積み重ねた演奏。どことなく冷静な感じもする。音楽自体が躍動感があるものなのでそれなりに再現できているが、この曲であればもう少しそうした印象が欲しくもなる。楽譜の作りがよくわかるし、パートとパートの関係もよくわかる明晰な感じは好ましい。