独Acanta。1970年代後半のプレス。冬の旅は伴奏がラウハイゼンではなかった(2024/12/01訂正)。エテルナの盤を買って聞いたら全く違う演奏であれ?と思ったら私の勘違い。ジャケット見ればわかったのだが・・・。こちらは1948年の録音。ラウハイゼンとは1945年の録音でそちらがテノール初のレコード録音のようである。
推薦度:★★★★★★☆ 男気溢れる名演
秘蔵度:★★★★★☆☆ 盤は珍しくないが演奏は貴重
シューベルト 冬の旅 (Schubert Winterreise)
Ten:ペーター・アンダース、P:ギュンター・ヴァイセンボルン (Ten: P.Anders, P: G.Weissenborn)
推薦度:★★★★★★☆ ロマンティックな歌唱
秘蔵度:★★★★★☆☆ アンダースの貴重な記録
アンダース自体がこうした歌曲の大曲があまりないので貴重。歌唱は硬めだが男気溢れるロマンティックな歌唱。やわなところはないが威圧感がなく意外と身近にも感じる。ここでもラウハイゼンのピアノが安定していてアンダースが安心して自分の表現に徹しているようでもある。
シューベルト 孤独 (Schubert Einsamkeit)
Ten:ペーター・アンダース、P:ミヒャエル・ラウハイゼン (Ten: P.Anders, P: M.Raucheisen)
推薦度:★★★★★★☆ かっちりとした歌唱
秘蔵度:★★★★★☆☆ 貴重なアンダースのシューベルト
ここでも安定したラウハイゼンの伴奏が素晴らしくアンダースも安心して歌っている。硬質な声だがロマンティックで歌い上げる。