米Remingthon盤。1950年代中頃のプレスと思われる。盤質は安っぽいし音に立体感が出てこないのはRemingthonの特徴でもあり仕方ない。
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 演奏は冷静に見てまあまあ
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 作曲家のアランだとしたら貴重ではないか
ビゼー 交響曲 (Bizet Symphony)
指揮:ジャン・アラン パリ音楽院O (Cond.: J.Allain, Paris Conservatoire O)
推薦度:★★☆☆☆☆☆ 演奏は冷静に見てまあまあ
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 作曲家のアランだとしたら貴重ではないか
ここでの指揮者アランはどんな人か。作曲家のアランと同じなのだろうか?アランと言えば妹のマリー=クレール・アランが有名だが、戦争のため早逝してしまった作曲家アランはパリ音楽院で学んでいたとあるので、指揮をした記録だとしたら貴重。アルガンと作曲家として紹介されているが、指揮をしたという記録が出てこない。演奏は、まあまあという感じではあるが。録音はSPの復刻のような音に聞こえる。管楽器のビブラートがかなり独特。パリ音楽院の音にも聞こえる。ビゼーの軽やかさがまったくなくがつッとしたリズムで野暮ったい一楽章、ロマンティックだがテンポは意外と速めな二楽章、リズムが重く迫力のある三楽章、軽快だがガサツな四楽章と、全体的に武骨な演奏で面白いが、いまいちに曲想に合わないような気もする。立派すぎるか。