アドラー ウィーン楽友協会O ストラヴィンスキー 交響曲第1番他

仏Concert Hall Society。赤盤

推薦度:★★★★★★☆ なかなかの名演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ 珍しい演奏家による掘り出し物

ストラヴィンスキー 交響曲第1番 (Stravinsky Symphony No.1)

指揮:チャールズ・アドラー ウィーン楽友協会O (Cond.: C.Adler, Vienna Vienna Musikgesellschaft O)

推薦度:★★★★★★☆ 曲よし演奏よし
秘蔵度:★★★★★★☆ チャールズ・アドラーの珍しい演奏で貴重

曲がとにかく明るく楽しい。ストラヴィンスキーらしからぬ曲。演奏が明るい点もそれを増長しているのかもしれない。オケを思いっきり鳴らしながら、なかなか聞かれない曲を爽快に流す。アドラーは名指揮者だったと思うが録音がそれほどなく貴重な記録ともいえる。2楽章の思いっきりの良いティンパニ、掘り出し物である。

第1楽章
第2楽章
第4楽章

ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第1番 (Shostakovitch Piano Concerto No.1)

P:ノエル・ミュートン=ウッド、指揮:ワルター・ゲール アムステルダムPO (P: N.Mewton-Wood, Cond.: C.Adler, Amsterdam PO)

推薦度:★★★★★★☆ 新時代を予感させる、そんな感じの名演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ミュートン・ウッドの名演奏が聴けるのは貴重。

すばらしい演奏である。掘り出し物で、ともにこの時代にこれだけ生き生きした演奏がされていたことにびっくりさせられる。まず洗練された音のミュートン・ウッドのピアノ。若くして亡くなった才能が惜しい。そしてゲールの大雑把ながら大柄で明るく迫力ある伴奏がこれまた素晴らしい。トランペットのソロも輝かしい。

第1楽章
第4楽章