フィンランドFennica。スパイラル。溝ラベル。1950年代後半のプレスだろうか

推薦度:★★★☆☆☆☆ 演奏は普通。曲は興味深い
秘蔵度:★★★★★☆☆ 貴重なパルムグレンの協奏曲

パルムグレン ピアノ協奏曲第2番「河」 (Palmgren Piano Concerto No.2)

P:エルンスト・リンコ、指揮:イーロ・コソネン、フィンランディアO (P: E.Linko, COnd: E.Kosonen, Finlandia O)

推薦度:★★★☆☆☆☆ 生真面目に演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ 同曲の初録音だろうか

モノラルということもあり音が少し詰まり気味だが、この秘曲を取り上げた意気込みが感じられる。演奏自体はまじめなもので、自国の作曲家ゆえの自身も感じられる。ただ、館野の演奏に比べると小ぶりか。

第1楽章その1
第1楽章その2
第3楽章

ペソネン 幻想的フーガ (Pesonen Fuga Fantastica)

指揮:ウルポ・ペソネン、フィンランディアO (Cond: U.Pesonen, Finlandia O)

推薦度:★★★★☆☆☆ まさに幻想的なフーガ
秘蔵度:★★★★★☆☆ 熱演である

オーケストラのレベルがもう少しという感じもするが、熱のこもった演奏で、この秘曲をしっかり伝えてくれる。

メリカント レミンカイネン (Merikanto Lemminkainen)

指揮:マルッティ・シミラ、フィンランディアO (Cond: M.Simila, Finlandia O)

推薦度:★★★★☆☆☆ これもなかなか興味深い曲
秘蔵度:★★★★★☆☆ 貴重な曲であり演奏である

レミンカイネンというとシベリウスだが、メリカントの曲もなかなか面白い。幻想的な感じでメロディが独特。演奏も場面場面の移り変わりがうまくモノラルながら充実したものになっている。

その1
その2