フルニエ ハンドマン シューベルト アルペジオーネソナタ他

フルニエのアルペジオーネソナタがメインのアルバムとは思うが、音楽学者でもあったバンベルガーが珍しいフランスのオケを振ったロザムンデのほうが名演。

推薦度:★★★★☆☆☆ 平均点よりちょっと上
秘蔵度:★★★★☆☆☆ バンベルガーは珍しい

シューベルト 劇音楽「ロザムンデ」~抜粋 (Schubert Rosamunde Excerpt)

指揮:カール・バンベルガー パドゥルーO (Cond:. C.Bamberger, Pasdeloup O)

推薦度:★★★★★☆☆ 響きが充実していて真面目。様式がしっかりし演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ バンベルガーとフランスのオケの共演は珍しい

コンサートホールにしては充実した録音。バンベルガーのドイツ職人指揮者という性質とフランスの明るい響きがうまくブレンドされた名演奏である。もっとも誰がふってもロザムンデには名演奏が多いような気がするが。迫力と密度の濃い音と安定した低音。そして優雅な管楽器と落ち着いて聴ける。序曲も聞きたかったところ。

シューベルト アルペジオーネソナタ (Schubert Arpeggione Sonata)

Vc:ピエール・フルニエ、P:ドレス・ハンドマン (Vc: P.Fournier, P: D.Handman)

推薦度:★★★☆☆☆☆ さらっとしすぎのような気がする。音はきれいだが
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ テンポが私には速すぎ 

テンポが速くさらっと流れていく。堂々と構えたロストロポーヴィチとは対極。フルニエのチェロがいつもながらに角の取れた柔らかい音なので、全体的にかなりあっさりしている。難しい曲だが軽々弾いているような感じもする。