英World Record Club。スパイラル。溝ラベル。1960年代前半のプレスだろうか
推薦度:★★★★☆☆☆ 両曲ともちょっと硬いかも
秘蔵度:★★★★★☆☆ 両曲とも珍しい録音



目次
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第4番 (Mozart Violin Concerto No.4)
Vn:オスカー・シュムスキー、指揮:トーマス・シャーマン、リトル・オーケストラ・オブ・ニューヨーク (Vn: O.Shumsky, Cond: T.Scherman, The Little Orchestra of New York)
推薦度:★★★★★☆☆ 朗々としたシュムスキーの音色が良い
秘蔵度:★★★★★☆☆ オケの硬さが気になるがシュムスキーの貴重な録音
ちょっと不器用な感じもするが、音楽を楽しんで朗々と明るく弾くシュムスキーが魅力的な演奏。オーケストラがちょっと硬いのだが、この時期の録音がほとんどないシュムスキーの貴重な演奏が聴けるのは良い。
モーツァルト 交響曲第35番「ハフナー」 (Mozart Symphony No.35)
指揮:アルフレッド・ウォーレンスタイン、ロサンジェルスPO (Cond: A.Wallenstein, Los Angeles PO)
推薦度:★★★☆☆☆☆ ごつごつしたモーツァルト
秘蔵度:★★★★★☆☆ ウォーレンスタインの貴重なモーツァルト
トスカニーニのような一心不乱に前に進むモーツァルト。ウォーレンスタインもロサンジェルスフィルとこうしたスタイルの演奏をいくつか残しているが、オケもよく応えていると思う。表面的な印象も受けるがしっかり音が出ていてそれなりに説得力もある。終楽章はめっぽう速く運動会のようである。