クリヴィヌ PO モーツァルト 交響曲第40番他

日Denon。非売品。1990年代前半のプレスだろう。たしか父がCDを持っていて、借りた記憶があるのだが返した記憶がない。父よりそのうち返してねと言われたっきり父が他界して、CDも見当たらず。せめてLPで購入

推薦度:★★★★☆☆☆ 整った演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ LPでは多少珍しいかも

モーツァルト 交響曲第40番 (Mozart Symphony No.40)

指揮:エマニュエル・クリヴィヌ フィルハーモニアO (Cond.: E.Krivine, PO)

推薦度:★★★★☆☆☆ 大き目の編成に聞こえるが整理整頓された演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 鮮やかなモーツアルト

クリヴィヌのセンスの良さがうかがえる演奏。フィルハーモニアを無理なくならし各パートがくっきりしている。細部までしっかり制御され丁寧に音を扱っているのが好ましい。王道を行き過ぎているような感じではあるが、落ち着いて曲を楽しめる。

第1楽章
第4楽章

モーツァルト 交響曲第35番「ハフナー」 (Mozart Symphony No.35)

指揮:エマニュエル・クリヴィヌ フィルハーモニアO (Cond.: E.Krivine, PO)

推薦度:★★★★★☆☆ 硬めだが生き生きとした演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ オケの機能性を生かしている

強弱の扱いに特徴的だがいろいろ挑戦的なフレーズの扱いをしている。フィルハーモニアの40番とはかなり趣が異なる印象。オケの音もこれほど違いが出るのも面白いし、解釈も曲に合わせて変えているというのも面白い。かなり硬質な音でもあるため、低弦の浮かび上がらせ方など効果的。

第1楽章
第4楽章