日Angel。赤盤。1960年代中頃のプレス
推薦度:★★★★★☆☆ 重厚かつ明確な演奏
秘蔵度:★★☆☆☆☆☆ 珍しくはないか
- 1 ベートーヴェン 序曲「レオノーレ」第3番 (Beethoven Leonore Overture No.3)
- 2 ベートーヴェン 序曲「エグモント」 (Beethoven Egmont Overture)
- 3 ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」~序曲 (Beethoven Fidelio Overture)
- 4 ベートーヴェン 序曲「プロメテウスの創造物」 (Beethoven The Creatures of Prometheus Overture)
- 5 ベートーヴェン 序曲「アテネの廃墟」 (Beethoven The Ruin of Athene Overture)
- 6 ベートーヴェン 序曲「コリオラン」 (Beethoven Coriolan Overture)
ベートーヴェン 序曲「レオノーレ」第3番 (Beethoven Leonore Overture No.3)
指揮:アンドレ・クリュイタンス、ベルリンPO (Cond: A.Cluytens, Berlin PO)
推薦度:★★★★★☆☆ 堂々としたテンポで雄大
秘蔵度:★★★★★☆☆ 有名な演奏ではある
フランスの同年代の指揮者の中では最もドイツものに相性が良かったクリュイタンス。この曲でもそれが感じられる。堂々とした雄大なテンポで揺るがないリズム感。ベルリンフィルを心の底から鳴らし切る力量はすごい。
ベートーヴェン 序曲「エグモント」 (Beethoven Egmont Overture)
指揮:アンドレ・クリュイタンス、ベルリンPO (Cond: A.Cluytens, Berlin PO)
推薦度:★★★★★☆☆ 序奏のテンポとアレグロのテンポの対比が凄い
秘蔵度:★★★★★☆☆ クリュイタンスの名演
テンポをかなりゆっくり取った序奏からアレグロにかけての加速が素晴らしい。そしてこのスケール感。だだっ広い凄い演奏。
ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」~序曲 (Beethoven Fidelio Overture)
指揮:アンドレ・クリュイタンス、ベルリンPO (Cond: A.Cluytens, Berlin PO)
推薦度:★★★★★☆☆ 穏やかながら重量感凄い
秘蔵度:★★★★★☆☆ オケがとにかくうまい
明るい音でありながら重厚。堂々とした序曲でリズムも弾力があって豪演。
ベートーヴェン 序曲「プロメテウスの創造物」 (Beethoven The Creatures of Prometheus Overture)
指揮:アンドレ・クリュイタンス、ベルリンPO (Cond: A.Cluytens, Berlin PO)
推薦度:★★★★★☆☆ リズムの重さと各パートのうまさが光る
秘蔵度:★★★★★☆☆ 全体構成がうまく一気に聞かせる
圧倒させられるうちにあっという間に終わるという感じ。説得力もありスケールもあり申し分ない。
ベートーヴェン 序曲「アテネの廃墟」 (Beethoven The Ruin of Athene Overture)
指揮:アンドレ・クリュイタンス、ベルリンPO (Cond: A.Cluytens, Berlin PO)
推薦度:★★★★★☆☆ ここでもスケールが大きい
秘蔵度:★★★★★☆☆ 木管がうまい
チャーミングな旋律にも重みがあり勢いがあって凄い演奏になっている。木管が特にうまい。
ベートーヴェン 序曲「コリオラン」 (Beethoven Coriolan Overture)
指揮:アンドレ・クリュイタンス、ベルリンPO (Cond: A.Cluytens, Berlin PO)
推薦度:★★★★★★☆ 重厚な正統派ベートーヴェン
秘蔵度:★★★★★☆☆ 数ある演奏の中でもトップクラス
コリオランでも重厚さは変わらず。テンポは遅くはないのでクナのような重さとも違う。リズムに重みがあるというか、弾力がある重さを感じる。これも名演奏。