ロジェストヴェンスキー モスクワ放送SO プロコフィエフ 交響曲全集他 (3/6)

英EMI。1970年代のプレス

推薦度:★★★★★★☆ 個性的名演だと私は思う
秘蔵度:★★★★★★☆ この盤は音もよく貴重

プロコフィエフ 交響曲第3番 (Prokofiev Symphony No.3)

指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、モスクワ放送SO (Cond: G.Rozhdestvensky, Moscow RSO)

推薦度:★★★★★★★ ロジェベンらしいスケール感の名演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ 何もかも吹っ飛ばすような爽快さ

迫力満点。柄も大きく充実したオーケストラの響きを十分に生かして、音を鳴らし切る。まさに音の魔術師。ラインスドルフの名演と聞き比べると、同じ曲なのにこうも違うように聞こえるのかと。かなり特色のある名演奏になっている。

第1楽章その1
第1楽章その2
第4楽章

プロコフィエフ 交響的スケッチ「秋」 (Prokofiev In Autumn)

指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、モスクワ放送SO (Cond: G.Rozhdestvensky, Moscow RSO)

推薦度:★★★★★★★ 轟音の演奏
秘蔵度:★★★★★★★ 怖いくらいのスケール感

果たして”秋”?という感じの馬鹿でかいスケール感と密度の濃い音。かなりミステリアスな感じで怖いくらい。珍しい曲だけに貴重。

プロコフィエフ 弦楽のためのアンダンテ (Prokofiev Andante for Strings)

指揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、モスクワ放送SO (Cond: G.Rozhdestvensky, Moscow RSO)

推薦度:★★★★★★★ 弦の分厚い響きが圧倒的
秘蔵度:★★★★★★★ 珍しい曲ということでも貴重

弦楽器の分厚い響き。これがあるからこの当時のモスクワ放送交響楽団は、うるさい金管に負けない。統制もされており凄い演奏になっている。