コロンボ ベルリン・バッハO バッハの息子たちのシンフォニア集

日Trio。1970年代のプレスだろうか。豊田耕児ソロあり

推薦度:★★★★★★☆ オーソドックスながら響きがよい
秘蔵度:★★★★☆☆☆ 盤としては珍しくはないがコロンボ指揮豊田ソロは珍しい

C.F.E.バッハ 6つのシンフォニア(ハンブルクシンフォニア)Wq.182-2 (C.F.E.Bach Sinfonia Wq.182-2)

指揮:ピエール・コロンボ、ベルリン・バッハO (Cond: P.Colombo, Berlin Bach O)

推薦度:★★★★★★☆ 明るく芳醇な響き
秘蔵度:★★★★☆☆☆ バランスとテンポ感がとても良い

丁寧に控えめな表現ながら音が洗練されている。アンサンブルもしっかりしていて快活な名演奏。安心して曲を聞くことができる。

J.C.バッハ シンフォニア・コンチェルタンテ (J.C.Bach Sinfonia Concertante)

Vn:豊田耕児、Vc:ルネ・フォレスト、指揮:ピエール・コロンボ、ベルリン・バッハO (Vn: K.Toyoda, Vc: R.Forest, Cond: P.Colombo, Berlin Bach O)

推薦度:★★★★★☆☆ 明るく穏やかな響きが心地よい
秘蔵度:★★★★☆☆☆ なんといっても豊田のソロがいい

長い序奏の後豊田のソロがきれいな音で入ってくる。フォレストのチェロとともにアンサンブルの一部となり優雅に演奏しているのが印象的。とてもいい曲、いい演奏を聴いた気持ちになれる。

C.P.E.バッハ 4つのシンフォニアWq.183-1 (C.P.E.Bach Sinfonia Wq.183-1)

指揮:ピエール・コロンボ、ベルリン・バッハO (Cond: P.Colombo, Berlin Bach O)

推薦度:★★★★★☆☆ とにかくバランスが良い
秘蔵度:★★★★☆☆☆ とてもきれいな木管が特徴

テンポよく流れるが鋭さはないので落ち着いて聞ける。木管がとてもうまく穏やかな気持ちになれる。とても魅力的な演奏。

W.F.バッハ シンフォニア ヘ長調 (W.F.Bach Sinfonia in F)

指揮:ピエール・コロンボ、ベルリン・バッハO (Cond: P.Colombo, Berlin Bach O)

推薦度:★★★★★☆☆ 和音が楽しめる演奏
秘蔵度:★★★★☆☆☆ コロンボのセンスの良さ光る

この曲でもバランスが良い。不協和音と半音階の使用が特徴とあるが、和音の扱いがとても良く曲の特徴をよくとらえている。