ローズ ポミエ ブラームス チェロソナタ第1番、第2番

仏M&A RECORDS。1980年代中頃のプレス

推薦度:★★★★★☆☆ 渋い演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ローズ晩年の貴重なブラームス。

ブラームス チェロソナタ第1番 (Brahms Cello Sonata No.1)

Vc:レナード・ローズ、P:ジャン・ベルナルド・ポミエ (Vc: L.Rose, P: J.P.Pommier)

推薦度:★★★★★☆☆ 渋い演奏
秘蔵度:★★★★★★☆ ローズ晩年の貴重なブラームス

ローズ晩年の演奏。決して音がきれいではないが堀が深く、表現も深い。大人の演奏で内に秘める曲への思いが伝わる。テンポの微妙な揺れがいじらしく、素晴らしい。ポミエもよくつけてはいるものの少し元気な感じが前面に出てしまい必ずしもローズの音楽と合っていない部分もあり少し残念なところもあるが、それでもローズのチェロを聴くだけの価値が十分にある演奏。

第1楽章
第2楽章

ブラームス チェロソナタ第2番 (Brahms Cello Sonata no.2)

Vc:レナード・ローズ、P:ジャン・ベルナルド・ポミエ (Vc: L.Rose, P: J.P.Pommier)

推薦度:★★★☆☆☆☆ 渋い演奏
秘蔵度:★★★★★☆☆ ローズ晩年の貴重なブラームス

この曲では少し間が持たないというか流れの悪さを感じる。少し強弱のつけ方がスムーズではないところが原因か。高音の伸びもいま一歩。ただ老練な演奏であり説得力はある。ポミエのピアノはしっかりしていて主張もかなりするがもう少しローズの音楽に寄せたほうが良かったか。かなり元気がいい。

第2楽章
第4楽章